Ansible Towerについて
お疲れ様です。伊藤です。
今までAnsibleについて記載してきましたが、実は今まで単純にAnsibleと言っていたものは現在Ansible core(アンシブルコア)と呼ばれているものになります。こちらはCUIでPlaybookを指定して構成管理をするものですが、これをGUIで操作できるものもあります。それがAnsible Towerです。
Ansible Coreのほうは無償で利用できますが、Towerは有償になります。10ノードまでは無償でお試しで使うこともできますが、それ以上は100ノードまでで年間1万ドルかかります。まあなかなかの額ですよね。こちらのブログでは基本的にCoreの使い方をまとめていきますが、一応Towerがどのようなものか知っておく必要もあると思いますので今回ちょっと書いておきます。
Ansible TowerはCoreとは別物ではなく、Coreをラッピングしたようなものだと思っています。実際にインストールする際にもAnsible Coreをインストールしている前提でその上にTowerをインストールしますので。もっと簡単に言ってしまうとCoreに便利機能を追加したもの、という印象です。
- Ansible Towerの特徴
- GUI操作できる
- 利用者の管理ができる
- 実行履歴の管理可能
- Job管理可能
図にするとこんなイメージです。
- GUI操作できる
Playbookなどもテンプレートで管理されて、穴あきの状態になっているところにGUIで値を入れることができて、都度Playbookを生成していく感じだったと思います。
- 利用者の管理ができる
Ansibleにログインできるユーザの管理ができます。例えばログインするユーザによって使えるPlaybookを分けるなどすることができます。大人数で操作する際には例えばホストを制限したり、構築部隊と運用部隊でPlaybookを分ける、などが想定されます。
- 実行履歴の管理
いつ、どのサーバにどんな操作をしたか、が履歴で見れます。特に運用など定期的に操作が必要な場合はこの辺のエビデンスが重要になってきますね。
- Job管理可能
こちらも運用寄りですね。定期的に削除しないといけないファイルなどがあった場合、Playbookに書いてJob登録しておけば自動的に処理されます。
というようなことができます。
全体的に大規模にAnsibleを使って運用など回す場合に必要になると思います。そこに前述の費用がだせるか。。悩みどころですね。
以上です、お疲れ様でした。