ときどきAnsible日記

主にITインフラ基盤の自動化に関する事を書いているブログです

ブログ再開します

お疲れ様です。伊藤です。

かなりの間ブログの更新が滞っており、なかなか更新しないのに見ていただいていた皆様申し訳ありませんでした。この間に私の身にもいろいろなことがありまして、なかなかブログを更新することが出来ずにおりましたが、ここからまた再開させていただこうと思います。

今まではAnsibleを中心としていましたが、これからは少々Ansibleよりもその他インフラに関する内容が増えるかもしれません。取り合えず次はDockerについて書いていこうかなと思っています。

とりあえず今回はご挨拶ということで。今後ともよろしくお願いいたします。

AnsibleからAnsibleTowerへの移行

お久しぶりです。伊藤です。
2か月ほど更新をサボってしまいまして見ていただいていた方すいません。

早速ですが、今回は年末にも軽く頭出ししていたAnsibleTowerについて書いていきたいと思います。 いまだにあまり世間的には広まっていない感じのあるAnsibleTowerですが、やりようによっては爆発的に広がる可能性があります。まあ後発で色々と自動化・構成管理ツールが出てきているのでどうなっていくかはわかりませんが...

というわけで今回は今までAnsibleで作成したPlaybook等々をAnsibleTowerに移行する場合に気にする部分について書いていきたいと思います。 そもそもAnsibleからAnsibleTowerに移行って出来るの?今まで作ったPlaybiookはどうなるの?そのまま使えんの?というところを何度かに分けて書きたいと思います。

まずはAnsibleとTowerの違いです。結局AnsibleTowerも内部ではAnsibleが動いています。

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AnsibleとAnsibleTowerの関係性

Ansibleの動作も軽く復習しておきましょう。Ansibleでは基本的にはPlaybook(動作内容)とinventory(動作対象)の二つで構成されており、そのほかにvars(変数)やroles(役割管理)などを使ってPlaybookを構成しております。

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こんな感じ

ばらばらに書いていますが、実際はrolesを使ってPlaybookの構成を整理したり、varsで変数を外だししたりしてPlaybookを管理しやすくしている感じですね。 で、これがAnsibleTowerになるとこのような分け方になります。

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AnsibleTowerの構成

はい、AnsibleTowerでかなり機能が追加されています。がここで注目していただきたいのはAnsibleの中です。Ansibleからはinventoryが抜かれてAnsibleTowerのほうに移動しています。というわけで基本的には今動いているPlaybookはほとんどそのまま利用して、inventoryをTower側に移行するだけAnsible側では動く認識でおります。

あとはAnsibeTower側でPlaybookとプロジェクトというものを紐つけてジョブテンプレートを組み合わせ、Playbookを呼び出すテンプレートを作成し、それを基に実行していく、という形になります。 さらっと書きましたが、プロジェクトとかジョブテンプレートの辺りがAnsibleTowerではキモになってくるかと思います。 そのあたりについては次回書ければと。

それではお疲れ様でした。