ときどきAnsible日記

主にITインフラ基盤の自動化に関する事を書いているブログです

Ansible Towerをインストールしてみる

お疲れ様です。伊藤です。

今回はAnsibleTowerをインストールして画面が出るところまでやってみます。
以前記事にしたようにAnsibleTowerはAnsibleのGUI版ですが、色々な管理機能が備わっており、Redhat的には「大規模システムを管理するにはこっちを使わないと駄目だぜ~」的なものです。

というわけで基本は有償なのですが、なんと管理対象が10ノードまでは無料なので、ちょっとインストールしてみましょう。AnsibleTowerのインストールにはAnsibleが必要なので、Ansibleが入ったマシンを用意します。

そのあとは基本的にThinkIT様の記事
thinkit.co.jp
を参照していただき、これ通りにやると完了!です。

一応こちらでもなぞってやってみます。
まずは記事通りにURLに従って登録してみるとほどなくしてメールが来ます。

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「Your Ansible Tower Download」と題されたメールの「That's it! Without further ado, here is your link to the Ansible Tower software:」と記述された後のURLをクリックするとセットアップファイルがダウンロードされます。ダウンロード後はThinkIT様の記事通りサーバに転送して解凍し、インベントリファイルを編集します。

ここでちょっと記事と異なることになります。記事中では

  • admin_password
  • redis_password
  • pg_password

を修正する感じですが、実際は

  • admin_password
  • rabbitmq_password
  • pg_password

です。と言ってもredisがrabbitmqに変わっただけですが。

続いて、setupです。手順に沿って./setup.shを実行すると!。。。
こけました。エラー内容はこちら
f:id:pj_doaa:20171023143512p:plain

メモリたんねーよ、ということでメモリを2Gに上げて再実行です。

f:id:pj_doaa:20171023143606p:plain

見事成功!

後はIEなどでhttps://サーバIP/にアクセスすると
f:id:pj_doaa:20171023143650p:plain
つながったぁ!

ここで入力するIDはadmin、パスワードは先ほどインベントリファイルに書いたパスワードです。
すると続いて下記の画面が出ます。
f:id:pj_doaa:20171023143754p:plain
ライセンス取得のボタンを押すと下記の画面が出ます。

f:id:pj_doaa:20171023143832p:plain

ここでは必ず2番目の「FREE TOWER TRIAL - LIMITED FEATURES UP TO 10 NODES」を選択してください。(じゃないとなんか営業から電話かかってくるらしいです。私は間違ったのでおびえて待っています)
しばらくしてメールにてキーが送られてくるのでそのキーをライセンス取得ボタンの下の参照ボタンで設定すると

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ダッシュボードが表示されます。無事にログイン出来ました。日本語にも対応しているようです。ここからいろいろとテンプレートなどを作成していきます。

以上です。お疲れ様でした。